お客さま担当の関です。
2月中旬に名取市愛の杜にお住いのWさまよりお問い合わせをいただきました。
「エコキュートのヒートポンプから水漏れしていまして。9年くらい使ったのですが、サービスマンに見てもらったら直せることは直せるけど20万円くらいかかると言われまして。お湯がいっさい出ないのでなるべく早くに新品に取り替える方向で相談したい」と。
エコキュートのお取り替えをしました。
ソックリお取り替えです。
ヒートポンプもタンクもリモコンも新品になりますので、しばらくの間心配なく安心してお使いいただけます。

■使用不能になったエコキュート
メーカー:パナソニック
品番:HE-460SUFQ
容量:460L
タイプ:フルオート
使用圧力:320kPa


【下見は重要です】
新しいエコキュートもパナソニックの製品にしようかと私とWさまで打ち合わせしていました。が、下見してみたらパナソニックのエコキュートは不向きでした。避けた方が良さそうな状況でした。お取り替えの場合ですとほとんどの場合はタンクユニットのコンクリート基礎とコンクリートに埋め込まれている配管は流用します。継続して使用します。タンクユニットの接続口の位置が多少変更になっていてもクロスさせたり長さを調整したりして施工できます。特に問題もなく施工できると思います。しかし今回は脚部が問題でした。パソニックのエコキュートのタンクユニットの脚部は、昔は3本で今は4本です。2013年ころに変更になったようです。基礎のコンクリートからの立ち上がり給水配管と給湯配管がちょうどビッタリと脚部の設置される位置にあります。基礎が大きければ設置位置を前後左右にずらせますが、今回は難しそうでした。またずらすと基礎に対してズッコケて設置しているように見えてしまったり、配管が余計に露出してしまったりします。もしも、下見をせずに工事に取り掛かってしまいますと、工事中に施工業者が気がついても何とかかんとか無理にでも据付してしまうかもしれません。ちなみ、今回下見時にWさまへご説明しますと、「全然パナソニックにこだわらないです」と一言。
★エコキュートに限らず機器の入れ替えの機器選定時に、〝今ついてんだから おんなじメーカーのなら 難なく据え付けできるでしょ〟という考えは、たまにNGの場合もあります。仕様が変ってて据え付け出来ないこともあります。あるいは、仕様は同じでもNGの場合やかなり無理くりな据え付けになる場合もあります。現場現場で配管の位置などはさまざまです。マンションのような集合住宅で同じタテの列でさえも配管の位置が異なったり違う施工法だったりします。
機器入れ替えの提案時の下見はとても重要です。新築の場合は問題無いと思いますが、既設のリフォームの場合は現在の状況を、施工を知っている人がしっかり確認した方が良いと思います。配管に限った話ではなく電源やリモコン線や排水配管など確認しておくことが大事だと思います。

■新しいエコキュート
メーカー:東芝
品番:HWH-B466-R
容量:460L
タイプ:フルオート
使用圧力:170kPa
ありがとうございました。
快適にお使いいただければ幸いです
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